暖かなホノルルから帰ってまいりました。
我が家族にとって、夏のバカンスを楽しむなんてことは一度も体験したことは無く、海に思い出も思い入れもありません。ましてや海で泳ぐなんてことは、私自身大学生になって初めて体験したことです。
そんな時に若女将の「ホノルルマラソンに出たいんだけど・・・・。」という提案。
「えっ・・・。海って何して遊ぶの・・・。夫婦で水を掛け合っても楽しくないし・・・・。海で泳ぐ時は、平泳ぎ?それともクロール??」
たくさんの疑問を抱きホノルルに向かいました。
今年で39回目のホノルルマラソン。第1回、2回大会は参加者も少なく、ましてや日本人の参加はいなかったそうです。しかし、今大会の参加者は総勢23,000人。その内、日本人ランナーは12,000人も参加するそうです。街中がマラソン一色です。年末前の、閑散期にこれだけ人を呼べるイベントを作りあげる。同じ観光地として勉強になることはたくさんありました。
本番当日。朝の3時に起床。若女将は、フルマラソン。私は、愛娘をベビーカーに乗せて10キロウォークに参加です。関係者を含め、25,000人の人がスタート地点に集まります。
まあまあ取りあえず記念写真ということで、写真を撮ります。
しかし、よく見るとみんなすごい気合です。浮かれているのは私と娘だけです・・・。そして、ここであることに気付きました。若い人は、みんなフルマラソン参加です。そのことは、渡された白いゼッケンが物語っています。そして、我々ウォーク組は黄色のゼッケン・・・。所々に子供を抱いたお母さんが黄色のゼッケンをしていますが、若いお父さんが黄色のゼッケンをしているのはいません・・・。俺・・・。恥ずかしい・・・。10キロ走るから白いゼッケンに変えて下さい・・・・。
ここで若女将とお別れ。朝5時。フルマラソンは華々しく花火と共にスタートです。頑張って若女将。貴女が、リタイヤしたらブログどうするの・・・。ブログの為にも頑張って!!
後から若女将から聞くと、花火とともに参加者が、一斉に雄叫びをあげお互いの健闘を祈ります。まるで武士が戦に向かう前のような光景に震えるくらい感動したそうです。
さて、我々はのんびりスタートです。当然、花火も声援もありません・・・。それどころか、スタートの合図すらありませんでした・・・・。
実は、今回「孫の初海を見ないわけにはいかない!!」ということで。ついてきて来てしまいました・・・・。
我々4人は、ベビーカーを押しながらワイキキビーチ周辺を歩きます。フルマラソン参加者とは違い完全な観光です。
さて、若女将は・・・。初参加のフルマラソン。初参加の平均タイムは6時間30分程度だそうです。しかし、私。マラソンには出ないは、写真も撮れないはではついてきた意味が全くありません。絶対に走っているところを納めなくてはと思い、ゴール前でカメラを構えておりました。彼女のことだから、リタイヤはないな。いや、もしかしたら頑張りすぎて4時間くらいで帰ってくるかも・・・。と思い、4時間を過ぎたところから待ち続けます。凄い人ですので、場所の移動すらできません。
5時間を過ぎ、次々ゴールする人を横目にちょっと心配になります。そして、5時間45分過ぎ。ゆっくりゆっくり見覚えのある姿が見えてきました。若女将に会って心底嬉しいと思ったのは7年ぶりです(結婚7年目・・・)!!しっかり手まで振れる余裕もありました。
5時間50分38秒。見事ホノルルマラソンを制覇しました。
そして、フルマラソンを制覇した者だけに贈られる「Finisher Tシャツ」をもらいすごく偉そうです。
何はともあれ、若女将が無事に帰ってきた安心と、次は私も絶対に参加すると誓った大会となりました。
レポート 若旦那
「ホノルルマラソン、楽しそう・・・」くらいの安易な気持ちで参加することになったものの、フルマラソンという想像のつかない世界に緊張が高まりつつ当日を迎えました。 無事完走できたものの、想像したとおり、いえ想像以上に42キロの道のりは長く壮絶で・・・。でも地元の人たちによる沿道の応援や素敵な景色、そしてハワイの心地よい風が不思議とパワーをくれて、大変だけど何だか楽しい・・、噂通り初フルマラソンにはもってこいの舞台だったと思います。
ただ振り返ってみてひとつ思うのは、マラソンは孤独な戦いとはいえやっぱり仲間と一緒に参加し、終わった後、あーだこーだと一緒にレースを振り返ることができればもっと楽しいんじゃないかということ。 結構夫婦でおしゃれなウエアをきて参加している人達も多かったので、次回はうちも!と思い、とりあえず身近なところで若旦那を洗脳中です(笑)。
レポート 若女将
追伸
山の中で育てる愛娘の穂華。海もプールもホノルルも相当気にいったようです。恐らく成長し、年頃になって、「何で家だけ夏、海に連れて行ってくれないの!!」と嘆くと思います。その時に「小さい頃によく海に連れて行った」と言える用にいっぱい遊ばせ写真も撮ってきました。まさにホノルルでホノルンルンな旅行になりました。