徳沢を離れ2週間ぶりに成田空港でスタッフと再会。みな完全に浮き足だっています。まぁ、仕事へのモチベーションアップや労いもかねています。楽しく行ければそれはそれで成功です。
今回のツアー。一般参加者を含め26人。ウィーンに2泊。プラハに2泊。ブタペストに2泊。6泊8日の行程です。それを一人の添乗員が面倒を見るのですから大変だろうなと思っていた矢先。私たちが乗る、ウィーン行の飛行機が欠航。急きょ、スイス経由でウィーンに向かうことになりました・・・。(さすが大手旅行会社です。このような事態もすぐに次の手を打ってきます。一般の方や他のツアーの方は成田に一泊していました・・)
ウィーン
中欧の歴史にはハプスブルク家という華麗なる一族の存在なしでは語れません。見に行く場所で必ずガイドさんから一族の歴史が語られます。一族の残した痕跡。それが歴史を知らない私のような外国人にもその凄さが伝わってきました。オーストリアは中欧でも経済力のある国。町も近代的です。そして、ウィーンと言えば音楽の都。夜には音楽会も視察。さすが本場。心地よい・・・。心地よい・・・・。zzzz・・・。
プラハ(チェコ)
この国。凄いです。絶対行ってください。
旅の途中、一緒に行ったナミちゃん(一年目)と、
「この素晴らしさ。どんな言葉を使っても伝わらないし、安っぽくなっちゃうよね。みちくさも書かなきゃいけないし、ナミちゃんだったらどう表現する。」
「チェコ。すぅっっっっっっーーーごくっいい!!!」
わかるよ。どんな言葉を使っても伝わりません。だからナミちゃんの言葉が正解だと思います。
もちろん王道のプラハ城と旧市街も素晴らしい。
しかし、途中で立ち寄ったテルチやチェスキークルムロフなど、どの町も滞在してみたいと思わせる魅力的な街ばかり。さすが世界遺産!!チェコ。絶対にもう一度ゆっくり行きます!!
ブタペスト
言わずと知れた夜景の街。ニューヨークの夜景も見ました。バルセロナの夜景も素晴らしかった。ホノルルの開放的な夜景も好きです。
でもここには敵いません。世界遺産が照らされています。大きさも半端じゃありません。飴色のライトで統一された街。それら全てがドナウ川に映しだされる幻想。
もう一つ感じたこと。町の中心に聖イシュトヴァーン大聖堂という町で一番大きな教会があります。正面にはキリストの絵が掲げられ豪華だけれど厳かな雰囲気です。
しかし、今はクリスマス時期。夜に行ったらびっくり。教会全体が、レーザー光線でライトアップされていました。キリストからは7色の光線が飛び出たり、教会全体をリボンでラッピングさせてみたり。日本であれば、そんな歴史的建物に危害を加えないとしても、あのような演出は問題視されてしまいます。でも、ここまで大胆に観光をやってもいいのかなとも考えさせられました。
クリスマスマーケット
どの都市でもすでにクリスマスマーケット一色。個性豊かなものばかり。大量生産に慣れてしまった日本人にはとても新鮮に感じます。購買意欲はやはり商人からもらうものだと痛感させられました。
ツアー・添乗員さん
ツアーのいいところはハイライトで見なければならないものを効率的に見られる。移動もすごく楽でした。
また、一緒にツアーに参加した人との出会いも楽しかった。
そして、添乗員さん。本当に大変な職業です。私も添乗員の経験がありますので少しは分かっていますが、勝手のわからない外国では尚更です。添乗員さんの一番の仕事は旅程管理です。すなわちツアー行程通りにツアーを進めることです。時々、勘違いされている方がいらっしゃいますが、添乗員さんは世話役ではありません。頼ることも多いのですが、なんでもかんでも添乗員さんに言えば何とかしてくれる人とは違います。
最後に
旅行ってその土地が、今暮らしている生活とは違うものだから行くものであって、どこかの土地がいいからってそれを真似してみてもその良さは出ません。穂高もブタペストみたいにライトアップしたら綺麗かも。穂高神社も地上50mくらいにしたらかっこいいかも。というのは、他を見ていいとおもったから、敢えてやらない。やっても敵わない。
この6日間みたものはどれも凄かった。どう作ったのか想像すらできなかった。ましてや、それを誰かに伝える表現方法すらわからなかった。でも、人間は、山は作れなかった。
上高地と中欧。全然歴史も文化も違うところに行って大切にしなければいけないものを再認識させられました。
やっぱり旅行は楽しい!!
レポート 若旦那