みちくさブログ

冬菜のちから

雪が解け、桜が咲き、いよいよ上高地開山を目前に控えたこの時期、
冬の間眠っていた当園自慢の自家菜園「徳澤ファーム」もシーズンにむけ動き始めます!

じゃがいも、夕顔、野沢菜などなど・・今年もたくさんのお客様においしいと言ってもらえる野菜たちが次から次へと顔を出してくれるでしょう。

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さて今日は、そんな徳澤ファームの主役たちとは時期をずらしてがんばっている影の功労者「冬菜」をご紹介します。

みなさんは「冬菜」ってご存知ですか?
私もこちらに嫁ぐまで知らなかったので、どうやらこの地方特有の葉物野菜です。

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他の野菜たちは一般的に種まきから収穫まで3〜4ヵ月ほどですが、この冬菜は約8〜9ヵ月という時間を畑で過ごします。

9月下旬に種をまき、約20センチほどまで成長したころ、雪がやってきます。
そして12月から2月ごろまではひたすら雪の下で耐え、たっぷりの栄養と甘みをつけて雪解けを待ちます。雪解けと共にさらに成長し、収穫となるのです。

どうも雪の下で眠ることがこの冬菜のおいしさの秘訣のようで、厳しい冬の信州ならでわのお野菜というのは納得です。
長野県が長寿の県である要因のひとつに、この「冬菜」の存在があるのかもしれません・・・。
おひたしや和え物で春の連休からお客様の食卓にお出しできそう、と女将が言っていましたのでどうぞお楽しみに!

そしてわが畑の土手にはおいしいミツバが小さく顔を出していました。
ほかにもふきのとう、つくし、フキなど、この土手は食の宝庫です。

これらの野菜たちとともに本年も皆様のご来園をお待ちいたしております。

レポート 若女将

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