天気予報も日本全国雨マーク。今年の夏は来るのでしょうか?例外なく上高地も全く夏らしい天気に恵まれず、イライラさせられています。それでも、多くのお客様が雲で隠れた槍・穂を目指しお越し頂いています。
27日。キャンプ場には200名を超える東京のS学院中学2年生。宿には30名の名古屋のN中・高校女子部。若いパワーで、少し淋しい夏山シーズンを盛り上げてくれました。両校共、明日蝶ヶ岳を目指します。天気予報は雨。カモシカ位の心臓しか持ち合わせていない私は、勿論今夜も寝られません・・・・。気象庁も思い切って雨マークを外すくらいの心臓を持ち合わせてほしいものです。
翌朝、恐る恐る空を見上げると、曇ってはいるものの雨は降っていません。後は、正午前後、山頂に到着した際に一瞬でも晴れてくれればと願いつつ両校を見送りました。
午前中、徳沢では10日以上振りの青空が。真新しいテントを太陽の光が指します。もしかして・・・。
午後1時。先頭集団が帰ってきました。開口一番山が見えたかと聞くと、登っている最中は曇っていたが、山頂では晴れ渡り槍の穂先までくっきり見えたそうです。興奮した生徒たちの顔を見ていると、今回の登山で何かを感じてくれたはずです。勿論、体は汗と泥でぐじゃぐじゃです。でも、東京では、これだけ泥だらけになりたくても、泥が無いでしょうからこれもいい経験です。
夕方16時。最終集団が下山したところでやはり雨。ただし、今日はここまで持ってくれた雨雲に少しだけ感謝です。下山した疲れも見せず、生徒たちは、それぞれ今夜の夕食作り。レトルト食品ばかりですが、楽しそうに食べていました。
レポート 若旦那
翌朝は、勿論雨・・・・。急遽当園食堂で240名分の朝食を取る事に。10分で60人を4ラウンドの戦争です。当園も初の試み。先生も手伝って頂き、慌ただしい朝食を済ませ雨の中、240名の集団は下山していきました。また来年お待ちしています。