みちくさブログ

イベント Vol.2

この時期観光大国イタリア、フランスでは様々なカーニバル、フェスティバルが行われています。今回は、イタリアのヴェネツィア、フィレンツェ。フランス。モナコを回りつつ4つのフェスティバルを見てきました。

ヴェネツィアのカーニバル
世界三大カーニバルの一つ。古き時代の衣装に身を包み華麗で奇抜な仮装で街を練り歩く紳士淑女たち。街自体も中世の姿そのものなのでまさにタイムスリップする感覚。

こちらのヨーロッパ最古のカフェ「フローリアン」でお茶をするのがステイタスなんだとか。

ヴィアレッジョのカーニバル
ビーチ沿いにある人口4万人ほどの田舎街。その年のテーマに沿った大規模な山車が出現し、世界中からこの小さな何もない街を訪れる。

ニースのフェスティバル
地元の人々がいよいよこの時期が来たわねと口々で言い合い、ディズニーランドのようなパレードが行われる。きちんと観覧席も用意され、チケットが無ければその区画に入ることが出来ないお祭り。数年前にテロ騒ぎもあり、かなり厳重体制の中行われる。

マントンのレモン祭
その年のテーマに沿って地元で採れたレモンとオレンジを使ってオブジェが作られる。今年のテーマはオリンピック。

 

各都市様々な経緯で生まれたお祭りを見て色んなことを感じました。純粋にお祭りを楽しむということでいえばどのお祭りも楽しかったのですが、その空気感や異国の地で執り行われる祭りになぜ人々が引き寄せられやってくるのか。

ここはあくまで私の感想ですが、特に良かったのは断トツでヴィアレッジョのカーニバル。この祭りは地元の人がその伝統や地域を活かした運営をしていると感じたこと。特に、中高生の学生やお年寄りが積極的に参加してみんなで楽しんでいるのを強く感じました。

逆にがっかりしたのはニースのフェスティバル。ニースのイメージなのか、見る前までは名前に圧倒的価値を感じるのですが、あまりにも商業的になり過ぎていて、クオリティの低いディズニーのパレードを見ている感覚。パレードしている人たちもどこか地元民ではなくプロっぽい。ここでなくても良くないと思ってしまう。

外からイベントを眺めて見て、実際に執り行う方はなるべくクオリティの高いものを見せてあげたいと思ってしまう。ただ、見ている人は、その土地の伝統やその土地ならではのもの。どこか大きな都市で派手に行われるイベントの真似よりも、地味でも時代遅れでもその土地でしか出来ない、似合わないイベントを見たいのだと感じました。

また、参加者も大切で、色々な国や地域から祭りを見に来ているのですが、地元民が共に楽しんでいること。特に、そういうものに関心が薄いであろう中高生や仕事もリタイヤして余生を楽しんでいる老人。その世代が共に楽しめている感じを我々旅行者も感じ取るのだと思いました。

 

それにしても、やはりフィレンツェやコートダジュールあたりは街自体も魅力的で、イベントなどしなくても十分に人々を楽しませてくれます。モナコの圧倒的なラグジュアリー感。

ヨーロッパは奥が深い。益々好きになってしまいます。また、今年の言い訳を考えて旅行…視察したいと思います。

 

追記
ついでに出発前日。たまたまチケットが手に入ったので日本のイベントにも参加してきました。東京ドームで行われたテイラースウィフトのコンサート。

こちらは圧倒的パフォーマンスと計算尽くされた演出。最新の舞台と全員の携帯電話を使った参加している感覚。

逆にここまで商業化されると割り切って楽しめる。そして、それまで興味がなかったテイラースウィフトのファンになる。

ここまで徹底出来るのであればこれはこれで素晴らしいイベントです。こちらもとても勉強になりました。

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