来週から一気にお客様が増えそうですので、準備に追われています。在庫チェックなどここ2年くらい予想が立たずまともに出来ませんでしたので懐かしい感じです。
さてお客様の行動にも変化を感じます。
夏になると山に登る方の前後泊として利用も多かったのですが、最近は当園が目的地という方が多く見られます。
また、流行りのテントに関しても、恐らく半分くらいが徳沢までというお客様ではないでしょうか?
実際問題として、山小屋が人数制限をかけているので予約が取れないという声や、山小屋の予約開始が1ヶ月前からしか取れないので予定が立たないという声も多く聞こえ、では徳沢までにしようという方も多くいらっしゃいます。
山に登る人は減少するかもしれないけど、山で過ごしたい人は増加するのではないかということは、コロナ禍になった2年前から予想はしていました。
その中で始めたぶらキャン。今年3年目となりようやく開花しまして週末を中心に多くのご予約を頂いております。ゆっくり徳沢まで歩いてきて、テント体験をする。食事も自然の中で自分達で手を加え整える。初心者が最低限の便利グッズは使いつつ、不自由体験をするには最適だと思います。
「山で過ごす」というキーワードはこの2年使い続けています。
当たり前が当たり前で無くなった今、当たり前のことに価値がでる。当たり前のことをすることに喜びを再認識する。
なので、私たちはお客様が旅行中の非日常を体験しつつ当たり前ができる快適な場所、象徴を作ろうと思い昨年オープンさせたのがtokusawa-baseです。
tokusawa-base。
特に派手なサービスもありませんし、名物料理もありません。
そこには、なるべく多くの方の興味に添えるよう、様々なジャンルの本をご用意しています。
大人数での飲み会はご遠慮頂いていますが、売店でお酒を購入してお酒を嗜むことができます。今年から販売していますオリジナルのスモークチーズでもお酒の肴としてお楽しみください。
私の子供たちも来年は中学生です。たくさん遊んであげたり、おしゃべりもしてあげたいのですが、物心もつき、少しずつ共通の話題も少なくなってきました。
(というより、子供たちの話題や今の流行りがわかりません…。何ですか?tik tokって。タピオカとの違いがわかりません…)
そんな迷えるパパたちのために子供と出来る知能ゲームもご用意しています。
最近はパソコンを徳沢まで持ってきてお仕事をしている方も多くいらっしゃいます。お仕事出来るようにwi-fiはご用意しています。
本を読む。
酒を嗜む。
子供とゲームをする。
仕事をする。
そんな当たり前のことが、大自然の中でできます。
そして、ふと視線を上に向けると非日常の山々が広がっています。最高気温27度。朝晩は少し寒いという人間が過ごす上で常識的な世界です。