今回、研修は男女別々にしました。
ニューヨークに連れて行ったのは女子チーム。(男子は、後日お伝えします。)
初日の市内観光以外は自由行動です。
男性1人の私…。
終日自由行動と言われても…。
言ったのは私なのですが…。
という訳で、旅行会社にいた時の経験をフルに発揮。
海外旅行ツアーなどに参加すると添乗員さんが付きます。但し、添乗員さんが一番大切な仕事は旅程管理。即ち、日本出発から帰国までスムーズにお客様をご案内することです。
ツアー中、その土地に入ったら現地ガイドさんが同行してくれます。その土地に精通したガイドさんです。
私は、今回現地ガイドさんをプライベートでお願いし、ガイドブックなどに載っていない、ニューヨークらしいところに連れ回してもらいました。
一見、すごく贅沢なように聞こえますが、この方法はとても効率的で尚且つ経済的です。
人気のブロードウェイミュージカルやNBAのチケットも定価で取ってもらえるし、今回アナと雪の女王も見ましたが、前から2列目真正面という席を定価で見ることが出来ました。
また、お土産、ディスプレイの仕方も現地の感覚で案内してもらえます。恐らく、個人で1日に回れるお店はせいぜい3、4軒だと思いますが、的を得ていますので1日で10軒以上回ります。もちろん、同じものでも値段が違いますので買う買わないの判断も任せられます。
また、1日はツアーや個人では回れない、住宅街(イチローの元マンションや田中将大選手の家など)や地元教会のミサにも参加。200名のゴスペルは圧巻!鳥肌ものです!
食に関しても観光用以外のレストランをチョイス。昼、夜と趣向を変えて多国籍をニューヨーク流にアレンジしたお店ばかり。
特に、このお店はとても驚かされました。
ちょっと薄暗い商店街にある雑貨屋さん。中には、黄緑色のメガネをかけ妖艶なおねーさんがケータイをいじりながら待っています。挨拶もしません。
そこに、壁に溶け込んだ扉が1つ。
恐る恐るその扉を開けた瞬間
一気に目に飛び込む圧巻の螺旋階段。その奥には、オシャレをした紳士淑女が集まるレストランが広がっていました。
かったるそうに出迎えるタトューの入った受付女性も演出。扉を開けた瞬間、サービス精神がにじみ出る黒服の紳士のお出迎え。
まさに、心地のいい違和感。
サプライズ。
一気にその世界観に魅了されます。
すみません…。私の旅行記になってしまいましたが、どこを撮っても絵になるニューヨーク。
具体的なものはさて置き、第六感を刺激されまくった研修となりました。
スタッフ達も思い思いの研修が出来たようです。
それぞれに感想とベストショットを2枚づつ書いてもらいました。
優子
誰ももいない静かな徳澤が魅力の下山時期。そこから大都会ニューヨークへ行ってまいりました。
毎年思いますが自分では選ばない旅行先ばかりなので、食べたい物いっぱい行きたい所いっぱいでした!
研修旅行なので、課題は買いたくなるお土産探し。都会なだけに難しい。。日本に進出してないお店があんまり無い。。。ここでしか買えないものって何??
悩んでたら専務と栗ちゃんは順調にお買物してるのでホッとして私はニューヨークの空気を楽しみました。
おしゃれタウンブルックリンでは今年も皆様にお褒め頂いたコリンキーがおしゃれに飾られていました。かわいい♡
来年も、気持ち新たに精進して参りますのでよろしくお願い致します。
くり
自由の国アメリカ!
そして、その中心地ニューヨーク!今回の研修では「いいとこ見つけ」をたくさんしようと過ごしていました。
ニューヨーク、書ききれないほどいっぱいいいとこありました!!!すっっっごくexcitingでamazingな街でした。
そのなかでもやはり気にかけてしまう接客態度。
サービス業に従事しているため、内面よりも外面に力を注ぎがちになります。
ちょっと失礼かもしれませんが、「CAさん=スレンダー美人」という固定観念があった私。アメリカ人のCAさんに恰幅のよい方がいらっしゃってびっくりしました。あと男性も多くて驚き。ですが、飛行機が大きく揺れて恰幅のよいCAさんにぶつかってしまった時、『大丈夫??ごめんなさいね』と母親の様な接し方で安心しましたし、男性CAさんはジェントルマンでとっても素敵。
ものは考えようですが、長所短所をどう上手く捉えるか、サービス業でもそれこそ日常生活でも大事だなあ、と実感しました。
今思えば、ここも勉強になった、もう少しここも気にかけておけばよかった、と思いますが、研修中は見慣れない外国の大都会にただただ大興奮でした。
ヨッシー
今回で4回目の(研修)旅行。
今年はニューヨーク!しかも半日除いてあとは各自で自由行動というなんともエキサイティングな旅行。わたしはミュージカルや野球にはあまり興味がないので、「食」がメイン。
しかし個人行動が裏目に出てあまり色んなものが食べられない!
一人で食事に行くと1品食べるのが精一杯。
そして1日1食で持ってしまうという。
牛みたいに4つ胃袋があったらなぁ、と毎日思うのでした。印象に残ったことは色んなお店の店員さんたち。本当に個性豊か!
高級そうなレストランでもドレッドヘアの姉さんや刺青だらけの兄さんもいる。文化の違いかもしれないけど、そういうとこ面白くて好き。どんな場所でもやっぱりそこにいる「人」は重要だ、と思います。
どんなに行列ができてても急ぐそぶりはない。なんだったらお客様と喋っちゃう。お客さんの方だって店員さんがお肉1枚切るだけで「perfect!excellent!」と感情こめまくりで自分のお肉切り終わるの待ってる。
この感じ徳澤園ならどうなるのかな?ソフトクリーム1個作るたびに「ビュ〜ティホーっ!」とか言われたら(笑)実は今回の旅行で来年の徳澤園での自分の仕事に活かせる具体的な何か、は思いつかなかったんです。
何のための研修旅行だと怒られるのは覚悟してます。でもとりあえず、来年も楽しく!何事も全力で!自分が楽しく仕事できればきっとお客様も楽しいはず、と信じてがんばります。
徳澤園の最大の売りは美味しいご飯とそこにいる「人」=上條家と愉快なスタッフ達だと思ってますので。
ゆず
アメコミ映画や海外ドラマを見ては、いつかは行ってみたいなんて思っていたニューヨーク…映画の中に入り込んだような特別な数日間でした。
お店や建物に足を一歩踏み入れてみれば、日本とは全く異なる雰囲気に、まるで友達のような気さくさで声をかけて話してくれる店員さんやスタッフさん。
そんな雰囲気は自然と私自身を明るくハッピーにしてくれました。都会は人が多く苦手だななんて思っていましたが、ニューヨークの街はもっと見たい知りたいと好奇心にかられ、時間が過ぎるのもあっと言う間で…
ヘリコプターで空の上から見た景色、空母の中で見たスペースシャトル、建物すらも歴史感じるミュージアムや図書館など、印象に残ったものを挙げればきりがありません。
多様な文化や国籍の人が行き交うニューヨークだからこそ、人の感性を刺激するもので溢れているのだと感じました。
徳澤園に来てくださる方にも、徳澤にしかない何かを感じてお帰りいただけるように、私自身が徳澤の魅力やお客様に向かい合って頑張っていきたいと思います!
トーコ
※小説家希望の独特の感性豊かなトーコ…
あまりにも才能が溢れすぎていき意味不明なことを書いていますが…ご笑納ください!融解した文化が脳みそに流れ込み、ジャズに足場を外され、なんの知識もない人間だと責められた10日間でした。
ピザの形をした悪夢の中でベルを持って踊る人々。ここにあるものの殆どが外から来たものでした。殆ど全てです。内と外はあらゆる形態で今も区切られており、ただ文化だけが溶けて染み渡っていた。
わからないものにはわからないと言わなければならない。
そのような散らかりの中でわたしの探している芸術は現代のニューヨークで見つけ出すのは至難の技だと思い知らされました。
自分がなにを探しているのかよくわかりませんが。
てなかんじで写真1は何度見てもよくわらないジャクソン・ポロックのワン:ナンバー31。の一部。これを見るためにニューヨークに来ました。2回見ましたがよくわかりませんでした。椅子に座ってちんまりと描くのではなく、床にキャンバスを置いて激しく動き回って描くらしい。しかしあらゆる絵の具の位置、垂れ具合が計算されているらしい。わたしも来年は徳沢園のポロックと言われるようにがんばります。あいつポロックみたいに働いとるな。
2枚目は道に潰れたトマトが落ちていたのがショックで、ウィリアムズバーグのピザを食べながら桟橋のベンチで描いたマンハッタン。わたしは別にビルが好きなわけではありません。
専務、連れてきてくれてありがとうございました。
(トーコへ)
わからないものにはわからないと俺もお前に今言いたい…