夏山直前!スタッフも増えみなさんをお迎えする準備も整いました。
前回のミチクサでお伝えしたように生活道路が被害にあいボッカをしていましたが、各行政機関、そして現場で働く建設関係者の迅速な行動のお陰で、普段通りに戻りました。
私たち普段の生活で道に感謝する機会というのはほとんどありません。
あって当たり前。
もし、道が壊れたり、無くなってしまったりしても、自分で直すのではなく、誰かが誰かに通報し、誰かが適度に直してくれるものだと思っています。
その道が不便で、ガタゴト道であっても、新しい道を作る努力もしなければ、そんな都合のいい道を作る発想も生まれてきません。
私は冬は松本、夏は徳沢で生活しています。
生活していて一番の違いは道に対する意識です。私たちにとってたった一本しかない道は生命線。回り道のないこの道は、とても人間関係と似ているなと感じます。
お客様がきて当たり前。
スタッフがいて当たり前。
大切な人がいて当たり前。
でも、それは当たり前ではなく、無くなる可能性もあり、無くなった時に初めてその大きさに気付かされるのだと思います。
当たり前のものが無くなり困り果てた心理状態の中では、新しい道を作ればいいという発想は生まれません。臨機応変に対応しますが今までの当たり前の良さしか思い出せません。
なぜ感謝しなかったのだろうと感じるのは、当たり前が無くなった時。
道が無くなり大変な思いもしました。連休前をまえに不安で眠れない日もありました。
夏前に皆様をお迎えするにあたり、大切なものをもう一度教わった気がします。