温かくなってきました。ここ松本でも厚いコートなしでも昼間は歩けます。
上高地はまだ雪の中。どんどん溶ければ入山が楽になりますので、このまま春を迎えてもらいたいものです。
シーズン開始に向け準備も進んでいます。
先日は、当園のメインステーキの打ち合わせがありました。
当園の夕食メニューのメインはステーキです。これは数十年続く名物です。(春の時期の個室のメインは地元山菜の天婦羅になります。)
夏以降は、毎日100名近くの宿泊がありますので、その肉の量はとんでもない量になります。
いい肉を出したくても量が揃わない。出生地を揃えたくても半年間続けるにはどうしても欠けてしまう。など、難しいものがありました。
詳しくは書きませんが、日本の肉の流通システムもとても複雑なものがあります。1つの肉屋で揃えられる肉の量には限界があります。
信州産の牛肉。大自然の中育った牛肉はとても味わい深く私たちでも手に入れるのは大変でした。ましてや、半年間続けて大量に…。
シーズンを通して信州産牛肉を提供したい。それは女将は祈願でした。
しかし、その肉の大元であるJAさんに交渉を重ねて、今シーズンより、個室のお客様はもちろん、相部屋のお客様に至るまで、当園お泊まりの全てのお客様に信州産牛肉を提供出来るようになりました。
その量に、JAさんも面食らっていましたが、優先的に欠けることなく提供出来そうです。
実際に今年から仕入れる肉をお持ちいただきましたがその色艶にうっとり。
ぜひ希少なお肉をお楽しみくださいませ。
(春の時期の個室のお客様のメインは地元山菜の天婦羅です。こちらも大好評でこの時期でしか味わえませんで変えません。)