はじめまして。徳澤園3年目の奈美です。
今回初めて、みちくさブログを書かせて頂きます。
今回は徳澤ファームについて書きたいと思います。
ここ徳澤園でお客様にお出ししているお野菜のほとんどは自家菜園で作っている無農薬のお野菜です。
徳澤スタッフ 畑担当の私、先日、1か月ぶりに畑へ行ってきました。
今回の目的は、秋にお出しする野沢菜、稲核菜(イネコキナ:このあたりでしか取れない幻の野菜です!漬物にすると絶品!)、春菊、大根の種を蒔いてきました。
8月25日に種を蒔き、その3日後に女将が「奈美ちゃん!もう芽が出たのよ!」ととっても嬉しそうに・・・(^^)
種をまく、と簡単には言っていますが、種をまくまでには気が遠くなるほどの作業が必要です。
まず、春に生えてしまった草をとり、害虫を手でとり、畑を耕し畝を作る。島々の土は石を多く含んでいるため、耕すたびに出てくる石も取り・・・。炎天下の中、化粧もせず汗だくで、この作業を終えて初めて種まきが出来るのです。
種をまき、雨が降り、最高の気象条件をクリアしていいお野菜が出来る!
しかし、毎回そんなわけにはいかず・・・。
特に無農薬で作っているため、今年は良かっただの悪かっただの、今年はこうしよう、ああしようと天気に振り回されながら、無農薬で野菜を作ることの大変さを痛感しております。
そして次は、来年の春にお出しする、冬菜、ほうれん草、菜花の種をまきます。これらの野菜は島々の極寒の冬を耐え、雪の下で甘みを増して育ちます。今年、来年と年をまたいで2年越しの野菜です。
徳澤ファームはシーズンの忙しい中、女将と社長、時々わたしが仕事の合間を縫って、上高地から島々まで片道1時間半をかけて下り、休まずに愛情込めて畑の管理をしています。これもみな、お客様に山で美味しい料理を召し上がっていただくために・・・!
なので、徳澤園に泊まりにいらしたときは、私たちの愛情がたっぷり詰まった野菜たち、残さずにぜーーーんぶ食べてくださいね!!
「おいしい!」この一言で全て報われる気がします。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!
これからもお客様に美味しいと言っていただけるお野菜を作っていきたいと思います!
奈美
P.S.こんなまじめな文章を書いたのは小学校の作文以来です(笑)