今シーズンの営業も11月3日で終了し下山してきました。数日前には、
完全な冬山模様となり脱出できるか心配しましたが、その後お天気が続き無事冬支度を済ませることができました。最後は一足先に下山する徳澤園チームを、共に乗り越えた盟友徳沢ロッジチームがお見送り。
記念撮影を済ませ、後数日徳沢のお留守番をお願いし下山いたしました。
今年はお天気も安定し、登山ブームも手伝って本当に忙しい一年となりました。ぜひ来年もよろしくお願いいたします。
レポート 若旦那
2012スタッフの皆さん
忙しい一年でしたが終わってみるとあっという間の半年です。今年は、スタッフに恵まれベテランから新人までバランスよく揃いました。私のやり方も知っているし、女将の気性もよく理解したメンバーでしたので、目一杯忙しくても乗り切ってくれる個性豊かなメンバーだと確信していました。
始まってみれば予想通り、
いつも笑顔が絶えない子
いつも悩んでる子
悩みと無縁な子
一人でじっと仕事ができる子
じっとしているのが苦手な子
激務で痩せて男前になったと思っている子
誰よりも持ち合わせた冷静さと男らしさを飲めば飲むほど失う子
・・・・・本当に個性豊か過ぎる人ばかりでした。
毎年書いていますが、徳澤園流を継承し継続していくのは大変なことです。マニュアルに書いてないこと、第六感で感じてもらわなければならないことだらけです。しかし、それぞれの個性を生かし本当に頑張ってくれました。
今年の自分を振り返って一番感じるのは、成績なんかよりも、今年は仕事をしなかったことが印象的です。もともとすごく心配性ですので、仕事をしなくても見える位置でウロウロしているのが例年の私ですが、後半は見ることさえもしませんでした・・・・。
フロントを覗けばこの2人が夕食の席割、到着状況を確認しています。
この2人が間違えたなら、私が尻を拭ってもいいと思える絶対的な安心感がありました。そして、1度も尻を拭う時はありませんでした。
忙しい日々が続いてスタッフのモチベーションを心配すると、喫茶から「カレーライスお待ちのお客様!!!!!!!!」と館内中に響き渡る声が聞こえます。
こんなばかでかい声が出るならまだまだみんな元気だという、気持ちがいい勘違いをさせられました。
女将がすごく機嫌が悪い日。
アキがいるからいっか・・・。
今年入社の時、若いスタッフに囲まれてこのオジサンついていけるかな・・・???
誰よりも若者ぶって頑張ってくれた板長。
厨房を覗けばこの2人がいます。当園の大黒柱。
背中で人に教える昭和の男。この人に口うるさく言われてもしょうがないかなと思わせる昭和の女。
そして、どんなに忙しくてもどんなに疲れても、お酒とご飯を出せばすぐにエネルギー満タンになるみんな。
こんなメンバーに囲まれた私の仕事は、いかに穂華を出汁に使い、サボることしかありませんでした。
日本は今、大きな分岐点にきています。昨日テレビで頭のよさそうな評論家の人が、日本に元気がなくなったとか人材不足で個性がなくなったと言っていました。
その評論家を、一日でもいいので、徳澤園の厨房で働かせてやりたいと思いました。
半年間ありがと
専務