夏山シーズンが始まっています。連日例年並みにお客さんはお越し頂いていますが、本当に天気が悪い・・・・。朝晴れても、昼過ぎには雲行きが怪しくなってきます。週間天気予報も、毎日毎日曇り時々雨。受け入れる我々も天気が悪いと重たい気持ちになります。
今年の夏山の特徴は、若い人がとても多くなりました。
(どうせ、山ガールが増えたって言いたいんでしょ・・・。)
いえ!違います!!山ガールの卵ちゃんたち。中高生たちの姿が目立ちます。恐らく震災の影響も関係しているのでしょうか?今年は北アルプスに中高生が集まっています。ほとんどの学校がテントを利用しています。先日は、毎年恒例の中学生200人に炊き出しも行いました。
ある先生とこんな話をしました。
若「今回、土砂災害があって全国ニュースでも流れたのによく来ましたね?」
先「あれを見た時には正直悩みました。でも、その後の対応が素晴らしかった。通常、1ヵ月はかかりそうな状況を3日後には道路を開通させている。行政による上高地に対するバックアップの素晴らしさ。しかも、800人以上の人が一時閉じ込められたが、翌日には全員無事下山させている。私は、胸を張って保護者に言いました。上高地は日本一安全な山岳地だと。」
今回の土砂災害。どこの経営者も風評被害を一番心配しています。勿論、私も。
しかしこの先生の一言に救われました。
だからこそこの悪天候が腹立たし毎日です。
レポート 若旦那