みちくさブログ

家庭画報

誰でも夢と言うのはもっているもので。それが人生の中で叶う人と叶わない人がいるもので。大切なのは夢を思い続けることだと思います。

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さて、再三みちくさ内でお伝えしてきた女将。鬼にも乙女のような夢がありました。昨年の7月25日「声援」というみちくさ内でもちょこっと書きましたが、いつの日か家庭画報に徳澤園を載せたいという夢を、熊本天草から上高地に嫁に来た時よりもっていました。相手は、超一流雑誌。一枚ウン十万円するような洋服や、一泊何万円もするような高級旅館など、一流という言葉に相応しい品、場所、趣味が紹介されています。とても小さな山宿が入り込む雰囲気ではないのですが・・・。

6月のとある日。一本の電話が入りました。

「家庭画報編集部ですが、推薦がありまして徳澤園さんを取材させてほしいのですが」

はっ?

誰が??

下界で暇している若女将の悪戯???

新手の詐欺????

震える手で、

「では、お待ちしております・・。」と受話器を置きました。

取材前日

いつになく弱気な女将がいました。今月の家庭画報を片手に

「私は家庭画報に載るんじゃなくて、家庭画報をゆっくり読むような生活をしたいわ」

と若女将に嘆いています。

取材日

いよいよ取材日がやってきました。女将もどこか落ち着かない雰囲気です。そしてその時は来ました。

家庭画報 「こんにちは。家庭画報です。」

女将 「32年間、お待ちしていました。」

家庭画報 「????」

スタッフ一同「おいっ!昨日までのあの謙虚な気持ちはどこにいったんだ!!」

当園を推薦してくれたのは、あの登山家、田部井淳子さん夫妻でした。今回も、取材に同行してくれています。そして、忙しい合間をぬって家庭画報編集長も同行しています。編集長にお話を伺い、当園の紹介を余すことなく女将が話します。いつも以上のパワーです。当園スタッフの新美君が、「今日の女将さんいつも以上にすごいですね・・・」とこぼしています。

家庭画報さんも今回の山特集には賛否両論が出ていたそうです。家庭画報で山特集をするのは、なんと創刊号以来だそうで、その当時、山は高貴な趣味であった時代です。そして、時代は変わり、豊さを求めた贅沢な物、嗜好が好まれました。そして贅沢品で溢れた現代。本当の心の豊かさを伝える家庭画報が行きついたのが豊かな自然だったそうです。

勿論、今回の取材が女将の夢であったことも話しました。そしたら、なんと編集長の友人がみちくさの愛読者で、そのことをその友人から聞いていたそうです。ふざけながらやってきたみちくさが親孝行をするとは夢にも思いませんでした。

取材も終わり先日、家庭画報さんからご連絡を頂きました。ぜひ、みちくさで今回の取材のことを書いてほしいという嬉しい内容です。

家庭画報 9月号 7月31日発売

「登山家 田部井淳子さんと歩く 百名山の魅力」
http://www.kateigaho.com/magazine/notice/

女将からのお願いです。当園はチップは一切いりません。しかし、今回だけ。今回だけははチップだと思って立ち読みせず購入しゆっくり家で読んで欲しいとのことです。

レポート 若旦那

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