最近はどんな業種でもサービス競争が激化し利用者にとってはうれしい限りです。
特にサービス業は、名前の如くサービス競争が激しい業種です。
百貨店で物を買えば、何十にも綺麗な紙を使い包装してくれますし、旅館に行けば、何種類もの浴衣が用意され自分好みの浴衣を選ぶことができたりもします。
当園もサービスという面では、色々な宿泊施設を参考にし、お客様に快適に過ごして頂けるように考えております。
旅館でもなく、山小屋でもない当園の場合、なかなかその程度を決めるのは難しいのですが、それでも個室のお客様の場合、お部屋には浴衣や歯ブラシをサービス品として入れてあります。
本日お泊りのお客様が、フロントに来てスッと歯ブラシを2本出してきました。
「これ、自分たちは歯ブラシを持ってきたから要らないよ。そのまま部屋に置いておけばいいのだろうけど、もしかしたら一度客室に出した歯ブラシを捨てる旅館もあるから返しておくよ」
何でも用意をしておけば、お客様の為になる。
無いよりはあったほうがマシ。
タダを喜ばない人はいない。
今の日本のサービスは、そこばかりを考えてサービスをしてきたのではないかと考えさせられる出来事でした。
昨今、使いまわしで潰れた会社もありますが、ここは環境を考えるには一番適している場所です。
お客様の理解を得やすい場所です。
不便と不快を取り違えないようなサービスをしていかなければならないと思った一日でした。
レポート 若旦那