2月の関東、甲信越を襲った大雪。松本も大変ことになっていました。
みなさんよく勘違いをされていますが、私が冬に過ごしている松本市内は冬でも雪がほとんどないのです。
信州=スキー場のイメージのせいか、
「松本の雪ってどのくらい積もるんですか?」
とよく質問されますが、寒いのは確かですが、市内にほとんど雪はありません。
しかし、今回は1m近く降りました。
一晩で、車が埋まってしまうほど・・・・。
普段雪がありませんので、スコップの調達に走りますが、市内のスコップは全て売り切れ・・・。
塵取りを使ったり、足で蹴り起こしたりと散々な目にあいました・・・。
松本の街並みも普段とは全く変わって見えます。
さて、シーズンの足音が次第に聞こえてきました。
例年ですともう少しのんびりしていられるのですが、今年は消費税のこともあり3月がピークです。
また、売店商品の展示会や新商品開発など・・・。3月中に結論を出し発注しなければならないものばかりです。
先日、今年から発売する保温付水筒のサンプルも出来てきました。
3月に近づくと私の携帯電話はひっきり無しに鳴ります。
業者さんや旅行会社さんからも多いのですが、先日はとても興奮する電話がありました。テレビ取材の申し込みだったのですが、取材するタレントさ んが、私の年代では神様のような存在の方だそうで、今からとても楽しみです。(ごめんなさい。当日まで誰というのは今は言えません)
また、私たちは国立公園の中で事業をしていますので、何をするにも申請が必要です。
例えば、昨年売店前のドアを1枚変えましたが、環境省、文化庁へ数十枚の書類を添付し申請を受けます。申請も、ドア程度でも2週間ほどかかりますし、もっと大きな変更になれば3か月以上が待つのが通例となります。
先日、今回作る洋室の申請に環境省に行ってきました。環境省の上高地保護官のMさん。同年代ということもあり相談もしやすく、いつも将来の上高 地のことを真剣に考えてもらってます。こういった、地元以外の方が、我々の地元のことを真剣に考えてもらえるのは、本当にうれしいものです。
土砂の問題や環境のこと。外国人受け入れや登山者のこと。上高地には課題、問題がたくさんあります。
時代の変化についていくことが現代の社会には求められますが、上高地は変わらない。変わってはいけないという難しさもあります。
Mさんと話していると、変わるより変えない方が難しいと最近つくづく思います。
さて、変わったといえば・・・。
私の子供たち。シーズン中はほとんど会えないので、今は幸せだとは思うのですが・・・・。子育ては本当に大変です。
誰がって???
若女将が大変そうです・・・。
若女将に言わせれば、長男の位置づけの私が未だに一番手がかかるそうですので、なるべく昼間は外出し、若女将の子育ての邪魔にならないように努めるのが、私にできるせめてもの償いです。
子供の成長って早いといいますが、なんと長女の穂華は来年から幼稚園だそうで、先日制服を着て帰ってきました。
まだまだ、大きな制服ですがすぐにちょうどいいサイズになるそうです。
今では、アイフォンを、簡単に操作します。
びっくりしたのは最近の質問の内容。
「ねぇ、なんで止まれの標識は、三角形が反対向いているの?」
我々は、止まれの標識の逆三角形は普通ですが、3歳児には、逆三角形が不思議だったようです。
また、若女将の実家から明太子が届くと、
「明太子ってどんな太鼓?」
発想が私たちの常識を超えていますので、どの質問もすぐに答えられないものばかり。
「わからないことは、お母さんに聞いてごらん」
と笑顔で答える毎日です。
少しづつ。でも着実に時間が進み、変わっていくのを子供を通して感じています。
レポート 若旦那
おまけ
幼稚園。
若女将も説明会や体験入園などに行く機会が多くなってきました。
ママ友もたくさんできたみたいです。
ママ友たちの話でよく、
「旦那さんは何をされているのですか?」
という会話がされるそうです。
ここで、お医者さんと弁護士さんはかっこいいですよね。
若女将 「旦那さんは何をされていますって聞かれたら、若旦那していますと答えておけばいい?」
若旦那 「若旦那は、職業じゃないから!!」
この子にして、この親あり・・・。