みちくさブログ

マラソン

今ホノルルから帰ってきました。例年であれば楽しいだけのオフの海外旅行。しかし、今年は違いました・・・・・。

昨年のみちくさに今度は私も走るとついつい書いてしまったことがきっかけで、常連様より楽しみにしているわねと言われたり・・・・。
数年ぶりの従業員海外研修を兼ねて、スタッフもホノルルマラソンに参加したり・・・・。
昨年は若女将が完走してたり・・・・。
一緒に名誉の途中棄権させる予定のスタッフたちが、予想以上に練習してたり・・・・。

と、途中棄権したらそのままホノルルで永久就職するつもりで行ってきました。

ホノルル初日
観光業で働いているスタッフたちは、なかなかハイシーズンの観光地を訪れる機会がありませんので、まずはガイドさんをつけ市内観光をし、ホノルルで一番流行っているレストランで食事会をしました。今回、最大の目的は観光地を思いっきり楽しむ!!楽しさを知らない人が、他の人を楽しまれることなどできないと思います。だから、この研修はスタッフがどれだけ笑って感動したかも重要です。我々のこれからの一週間を祝福するかのように、ワイキキビーチは真っ赤に染まっていきました。

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レース前

みんなで公園をジョギング。
「わー海外でジョギングなんてセレブみたい!!」
とはしゃぐ女子。

その片隅で、スタッフの能力をしっかり品定めする私・・・。・・・・思ったより走り込んでいるなこいつら・・・・。

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レース当日

ホテル前に朝の3時半に集合。完全な言い訳ですが、緊張しすぎて一睡もしていません。スタッフたちも緊張ぎみ。

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早朝だというのに街中はランナーだらけです。お祭りモード全開です。そして、スタート場所には31000人のランナーが集結していました。

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レース

空一面を染める花火でスタートです。スタッフをみたら仕事では見たこともない真剣な顔。スタートから30秒。
「お先に失礼します!!」
と全員が私を置いて走っていきました。

まぁいい・・・。私はタイムなどどうでもいい・・・。走り切ることだけ。それだけが重要なんだ・・・。

昨年はクリスマスカラー一色のホノルルの街を堪能しながら歩いていたのですが、今年は町のネオンが目に入りません。第一の目標は15キロまで歩かない。気分を盛り上げるためiPodを聞きながら爽快に走ります。ここまでは結構いけるなという感じ。もしかしたら走り切っちゃうかもとも思う。

レース前若女将が、

「雰囲気にのまれ結構始めは走れるから行ける所まで走った方がいいよ。後、給水所では必ず水を取る。場合によっては頭からかぶるのもいいよ」

という言葉を信じ5キロの給水所。ここで、水を取り一口。のどに浸みわたる。そして、そのまま頭から水を被る・・・。しかし・・・・。その瞬間音楽が・・・・・。iPodが水浸しになり壊れる・・・。どうするあと37キロ・・・・。尾崎豊のシェリーを聞きながらゴールすると決めていたのに・・・。若女将にムカつく。

15キロ。どうにかここまで走ってこれた。そろそろ歩きだす人はいるかなと周りを見渡すが、ここでミスに気付く・・・・。少しでも距離が短い方がいいと思い、3時間目標集団からスタートしたため、そんな怠けものはまだここではおらず誰も歩いていない・・・・。多分後ろの方は、歩いている人もたくさんいるんだろうなと反省し、悶々とした気分になる。

16キロ。ちょっと待て。こんなにうまくいくはずは無い・・・。一度歩いて今後の展開を考えた方がいいのではないか・・・・。

16キロ100メートル。思い切って歩く!!この時点で歩き第一号・・・・。

しかし、面白いもので・・・・。私を見た人が歩きだす・・・・。同じ気持ちでいたのね!!安心して笑顔で歩く!!!

20キロ。1キロ走って。1キロ歩く。

22キロの折り返し。さすがに半分以上の人が歩いている。これも16キロの私の英断がそうさせたのではないかと誇らしげに思う・・・・。しかし、このペースだったらいけるだろうと思う。

25キロ。足が痛くなる。というか気持ちがどんどん落ちて行く・・・。こんだけ来たのにまだ・・・・。

30キロ。1キロ歩いて。100メートル走る。

33キロ。1キロ歩いて。10歩走る。

35キロ。走らない。

38キロ。涙が出てくる。

39キロ。よだれが垂れる。

しかし、40キロの表示。人間、達成可能な目標ができれば元気が出るものです。

そして、ゴールが見え始める。

やばい、どうせ若女将がカメラを持ち構えているに違いない。走ろう!!!いやでも走れない・・・・。

若女将を見つけたら走ることに決める。

若女将を発見!!

走る・・・・。というか・・・・。腕を曲げる・・・・。

そしてどうにかこうにかゴールいたしました!!!

瞬間は感動よりも終わったことの嬉しさが勝りました。

心配なのは我がチームトクサワメンバー。アキは多分まだ闘っているんだろう。がんばれと思いつつ・・・。

「お疲れさまでーす!!」

顔をあげれば清々し人。我がスタッフです!!

えっ・・・。みんないる・・・・。なぜアキが・・・。途中棄権した??

実は、スタートで分かれてそのまま皆ゴールしていました。頼もしいスタッフ!!

言い訳、言い訳、iPodのことと・・・・。昨日寝てないことと・・・・。あっ誰もできなかった16キロの英断!!!まあ頼もしいスタッフがたくさんいることが分かったから今日は辞めておこう・・・・。

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レース後

翌日は完全に筋肉痛。出場したメンバー最年長の私とマッチャンがひどいものでした。

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マラソン。自分自身が走るとは想像もしていませんでした。すごくつらかった。でももう一回やったらもっといいタイムが出るんではないかと思うこと自体が、マラソンの良さが少しわかってきたのではないかと思います。次回は!!と書くとまた同じ過ちを犯しかねませんので。しかし、また挑戦してもいいかもと思っています。

若旦那

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