いよいよ小屋閉めの時期になりました。あっという間の半年。この前、夏山が始まったと思ったらもう雪の心配をしていました。
外はすっかり葉が落ち、寒々しい装いとなりました。この時期楽しめるものは、静寂な上高地だけだと思っていましたが、お客様からこの時期の楽しみを教わりました。
この時期、朝は氷点下の世界です。真冬のようなマイナス20度とはいきませんが、マイナス5度位までは下がります。朝起きると、張り詰めた空気の中に浮かぶ穂高もいいですが、よくよく見てみると木々も凍っています。霧氷です。木々全体をシルバーに覆い囲み朝日に照らされ光っています。素晴らしい。どんな時でも見るものがあると再認識させられました。
レポート 若旦那