毎年のことながら、梅雨最後の大雨により上高地の道も大きな被害を受けました。連休前ということもあり、行政の方々の協力のもと復旧が急ピッチで進んでいますので、今回の連休には通常に戻る予定ですが、梅雨時期の雨は雪解けと重なり大変です。
さて、今日は連休前の最後の大仕事を行いました。昨年、常連のある社長さんがいらっしゃるのですが、一緒におしゃべりしていた時のこと。
社長 「ねえ、何か欲しいものある?」
若 「テント欲しいですね」
社長 「じょあ、今度持ってきてあげるよ」
若 「期待しています」
と軽い立ち話をしていたのですが・・・。
数ヶ月後
テントが届いたから持って行くよという連絡が入りお持ち頂いたのですが・・・。ボストンバックのような入れ物に入っています。で・でかい・・・。でかすぎる・・・。
社長 「どうせだったらさ、この世で一番でかいテントをアメリカから取り寄せたよ!!しかもわかりやすいようにテントにロゴも入れておいたから!!」
このテントは、ヒマラヤ登山隊などがベースキャンプに張る本部用テントであり、寝ようと思いえば20名くらいは寝れる大きさです。金額で言えば、軽自動車が買えてしまいます・・・。うちのスタッフが「私の住んでいたアパートよりも広い」と嘆いていました。
そんなエピソードがあり、当園には日本一、いや世界一大きなテントを持っています。今年のゴールデンウィークに一度キャンプ場に張ったのですが、テントの前を通った方皆さん、前で記念撮影をしていました。
来週より学校登山も始まりますので、子供達にも見せてあげられるチャンスと思い、本日このマンモステントを張り始めました。
ただし、テントと言うよりもプレハブに近い感じですので、設置は本当に難しい。数十本のポールを右へ左で組み合わせます。当園のエリートスタッフ4人をもっても一向に進みません。普段使わない頭をフル活用し、説明書と睨めっこが続きます。
男だけではらちが明かず、最後は頼みの綱ちーちゃんまで参加しようやく完成しました。
作業開始3時間。素晴らしいテントです!!そして、ここがヒマラヤでなくてよかった。もしここがヒマラヤだったら、最新のテントはありますが、間違いなくテントを設置する前に凍死していることでしょう・・・。
レンタルテントも設置しいよいよキャンプ場も夏山モード全開です。
レポート 若旦那