5月22日 今日は、当園社長の60歳の誕生日。
昨年は、なんと自分で誕生日ケーキを買ってきてスタッフに「今日は、俺の誕生日だよ」と宣伝しながら迎えた誕生日・・・・今年は、還暦の節目の年。スタッフみんなでお祝いしようと、陰で計画をしていました。
お客様の夕食が終わり我々の夕食時。
パッと電気が消え、ちーちゃん(昨年の6月みちくさ内で紹介)のウクレレの演奏とスタッフの歌声の中社長の60歳のお祝いをしました。スタッフ全員で選んだ赤のウールジャケットと我々夫婦で選んだ最高のプレゼント「養毛剤リアップ」を渡しました。
還暦を迎え
昭和47年 大学卒業と同時に徳沢に帰りました。本当は人並みに他人の飯を食いたいとフランスのシャモニーにあるアストリアホテルの内諾を頂いておりましたが、親父の一言で帰らざるを得なく、思い通りにいかない苛立ちがあった時もありました。
すぐに上高地青年部の最も若輩の一人として青年部活動に参加をさせて頂きました。マイカー規制前の2・3年は、渋滞で動かぬ車の誘導に毎日出勤。少ない6月のお客様に心悩まして始めた上高地音楽祭もそれなりに成果をあげて今年で25回目。上高地での生活を主軸に、朝3時半に出かけた早起き野球。冬はスキーのインストラクター。議会活動等、地域活動への参加もさせて頂きながら還暦を迎えました。充実もあってか早い年月の流れでした。
夕食時。事の流れを知らないのは私一人。演出も見事でした。突然、楽器を持ったりしてハッピーバースデーをスタッフ一同で歌い始めびっくりするやら、嬉しいやら・・・何か照れくささを感じた一時でもありました。従業員皆で買ってくれた赤のウールジャケット。極めつけは、息子夫婦からのリアップ。笑ってしまいましたが、控え目になった頭のてっぺんから喜びました。
次の朝、早速オシャレを決め込んで萌ゆる新緑の徳沢の原へ出かけてみました。何年も見慣れた景観ではありますが、今朝は特別な感じもありました。いつだったか、
「どこも便利に変わってしまったけど徳沢は30年前とあまり変わっていなくてよかったです。」
とおっしゃた方がいましたが、大切な感覚の一理であろうと認識もしました。
そして何より、そこで一緒に生活する人間の気持ちにうれしくて、これまた以前
「徳沢はファンが大きくしてくれた」という先人の言葉を思い出し、延々とその脈が流れているような気もしました。
従業員のみんなどうも有難う
過去をかえり見る機会が多くなった年齢で、子供達が主でやっているみちくさへ、時々許されるなら過去を提供したいとも考えます。
私も若かりし頃、ある新聞のコラムへ18回連載したことがありました。つまらないものでしたが・・・・・
4代目 徳澤園主