21日に入山しました。
半年ぶりの我家に帰った安心感と小屋明けの不安が入混じる複雑な心境です。
半年間冷やされた館内は外よりも冷たい独特の空気感です。
半年間守ってくれたことに感謝です。
さて、これからが本番です。まず、男子の一番の大仕事は、水を館内に引き込むことです。
蛇口をひねればすぐに水が出る下界とは違い、自分たちで水を引きそれを館内に繋がる配管に流し込みます。 簡単に聞こえますが、秋の間に完全に水抜きをして下山しますが、少しでも水が残っていますと、水道管が破裂しています。
破裂した箇所を見つけるのは、雪の中。
もし、破裂して水漏れしていたら、原因を突き止めるため、広い建物の周りすべての雪をどけなければなりません・・・ 3年前はどこかから水が漏れていて、泣ける程苦労しました・・・・
今年はどうにか、水漏れはなさそうです。
女子の仕事は、布団干しと掃除です。
人が暮らしてなくても、館内はほこりだらけです。
よく、人が住んで無い方が家の傷みは早いと言いますが、そのことを実感します。
冷たい館内をすべて雑巾で水ぶきです。
手の感覚がなくなりそうですが、従業員にとってこれが上高地の春の洗礼です。
少しずつですが、26日のOPENに向け準備を進めております。
雪は例年よりも少し多めに残っていますが、春の雪は日に日に解けていきますので、
一週間後の状況はまたお知らせします。
ちなみに、登山道はまだ除雪は終わっていませんが26日には
上高地から徳沢間の除雪が終わる予定です。
キャンプ場は、雪が沢山残っていて、地面がまだ見えていません(約50cm)。