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◎私たちからのメッセージ

上高地バスターミナルから徒歩一時間半。車もバイクも走っていない、信号も標識もない道を行くとそこに、私たちの山宿はあります。ここには電気がありません。すべて自家発電でがんばっています。消灯の時間があります。水は井戸水をひいています。携帯電話はつながりません。お部屋にテレビはありません。郵便屋さんもここまで来ません。虫もいます。猿も出ます。夜は外灯もネオンもありません。一番近くのコンビニまでは二時間以上かかります。

自然と共にくらしてゆくこと。それは常に進歩する現代社会の生活になれてしまった人々にはたくさんの不便を感じることかもしれません。それでも私たちには、そんな不便を補って余りあるほどのたくさんの宝物があります。
静かな眠りがあります。おいしい水が飲めます。携帯電話から開放された自分の時間があります。草木のにおいを感じます。小鳥たちのさえずりが聞こえます。夜には天然のプラネタリウムをご覧にいれます。高層ビルよりはるかに高い北アルプスの山々に心動かされます。

そんな自然からの贈り物に感謝し、私たちはここで自然と共にくらしていくことを誓いました。訪れるみなさまのかけがえのない時間をあずかる私たちは、この地で一生懸命努力をしています。
漆喰の壁に天然の丸太を使い、五年の歳月をかけてつくった私たちの宿は体にやさしい天然づくりです。
食事は自家菜園で育てた野菜たちを中心に、すべて手づくりの自信作です。春には山菜を、秋にはキノコを。自然の仕組みに逆らわない献立を考えています。

山のこと、花のこと、木のことを勉強しています。せっかく訪れてくださった方々と楽しくお話ができるよう、お役に立てる知識を持つこと、それがここにくらすものの努めと感じています。山に登る人、写真を撮る人、花が好きな人、歩きたい人、最近疲れている人、どこか遠くへ行きたい人、どんな方々もこの地は歓迎します。

下界のくらしとは勝手がちがうけれど、それでもなぜかまた戻りたくなる場所であり続けること。それが私たちの願いです。中部山岳国立公園内でお待ちしています。

上高地徳澤園にお出でになる前に上高地徳澤園にお出でになる前に

上高地バスターミナルより、徒歩約1時間半(6.7km)となりますので、歩きやすい靴でお荷物は最小限にしてお越しください。(上高地バスターミナルには荷物預かり所があります。)雨具は必ずお持ちください。バス・タクシー等の交通手段はございません。信号も標識もない道を行くとそこに私たちの宿があります。詳しくは、私たちからのメッセージをご覧ください。

徳澤園までの道のり徳澤園までの道のり

大正池を過ぎ上高地のバスターミナルを降りて、焼岳を背に梓川の上流に向かうと河童橋が見えてきます。上高地のシンボルで芥川龍之介の小説「河童」に紹介されています。河童橋からは、ウォルターウェストンが世界へ称讃した北アルプスの穂高連峰が立ちはだかっています。さらに河童橋から上流に向かい、明神池や明神岳を過ぎ草や木、花や虫、鳥、大自然の空気を満喫し、岳人とすれ違いながら、見えてくるのは、井上靖先生の小説「氷壁」の舞台になった前穂高岳です。その前穂高岳を望む徳沢キャンプ場のすぐとなりに徳澤園があります。
詳しくは道案内の地図でご覧ください。

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