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2009年10月23日

余計な心配


季節の移り変わりの美しい上高地。

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生命力みなぎる春。
躍動的な夏。
そして、愛執漂う秋。

ある雑誌に、こんなすてきな詩が載っていました。

 

凍てつく冬の

その前に。

 
山は一年の

しめくくりに、

ほんのひととき、

あたり一帯を

紅で彩ります。


それは、

暮れてゆく太陽に感謝するような。

それは、

また一年にお祈りするような。


秋。

山は命の限り、

かがやくのです。

(ヤマケイJOY掲載)


秋はとても華やかです。それぞれの植物が、個々の個性を精一杯表現し、それが自然の中に調和します。ピカソの絵を見た時に、一つ一つがとても個性的な色遣いや物であっても、それがどこか調和して見える。感動を与える。紅葉は、まさに芸術です。人の心を動かし、自然の美しさを再認識させ、時には崇拝され。

しかし、そんな人たちが帰って行った後も秋はまだ続いています・・・。

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今朝の気温。マイナス4度。キャンプ場は、霜で真っ白に輝いています。すでに、最後の輝きを終えた葉は、地面に戻り、次世代のための肥やしとして生きる道を選択しました。あんなに、美しかった葉の色は、今では薄汚れたこげ茶色。人に踏みつけられ、風にあおられ、身を細かくひきちぎられる落ち葉たち。木を見上げれば、すべての葉を落とし、服を脱がされたマネキンのような哀れな姿。草達も、元気なものはなく、後は日に日に訪れる寒さで命を奪われる時をじっと待っています。

こんな、虚しく寂しい瞬間も秋です。

植物はものは言いません。
来年もきちんと同じ風景を見れるのか。

おしゃべり好きな人間は余計な心配をしてしまいます。


レポート 若旦那

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