
2009年04月29日
26日、4月としては記憶がないくらいの猛吹雪。青々していたキャンプ場にも、20cmほどの雪が積もり、すっかり冬の上高地に戻ってしまいました。例年より、10日ほど春が早かったように思えましたが例年並みの陽気になりました。
27日には開山祭を迎えいよいよ上高地シーズンの始まりです。

28日朝6時に温度計を見るとなんとマイナス7度。秋よりも寒い朝を迎えました。それでも、お天気が回復し日中は10度を越え少し肌寒い程度の春らしい陽気になっています。
29日GW初日を迎え、キャンプ場のテントも多くなってきました。日中温かいお陰で、キャンプ場の雪は解け、キャンプをするのに支障はなさそうです。
混雑は例年通り2日から始まります。入山して10日ほど。スタッフもようやく去年の感を取り戻し、新人君たちも慣れてきました。
GW情報
気温 朝・晩はかなり冷え込みます。氷点下にもなります。フリース・ダウンジャケットなど、冬物でお越しください。歩いている時や、日中は12度程度ですので、脱ぎやすいものが便利です。
涸沢方面 先日の雪でかなりの積雪があります。ただし、登山道は、涸沢ヒュッテ・涸沢小屋さんの方で整備されています。軽アイゼン・ストックなどがあると便利です。ただし、雪崩の危険もありますので十分に注意して下さい。
蝶ヶ岳 先日の雪でかなりの積雪があります。また、徳沢方面の昇りは、樹林帯ですので、雪も深く、よく木ついています赤いマーキングを確認し登って下さい。
混雑 涸沢方面・蝶ヶ岳方面共に上りのピークは3日になります。
春山は特に、時間が読めません。無理・過信は絶対におやめ下さい。
レポート 若旦那
2009年04月25日
いよいよ今シーズンの営業がスタートしました。初日は、生憎のみぞれ。それでも、土曜日とあって人の姿もちらほら見えます。そして、今シーズン最初のお客様が喫茶にいらっしゃいました。
「いらっしゃいませ」
「カプチーノ下さい」
な・なんと。初めのお客様の注文は、迷わずカプチーノ。みちくさを読んでくれていたのです(涙)。しかし、昨日キーコーヒーさんが講習会を開いて、みんなで聞いたはずが、緊張と驚きで、機械の操作がうまくいきません・・・結局、一杯のカプチーノを、3人がかりで準備。効率化も含め、購入したマシーンが力を発揮できないまま、どうにか一杯のカプチーノを作りあげました。もう一度、説明書を読みなおしました・・・・
今年は、本当に雪がありません。キャンプ場も一面草が出ています。恐らく、花の時期も、例年より一週間ほど早まりそうです。
どうぞ、今シーズンもよろしくお願いいたします。
レポート 若旦那
2009年04月24日
半年、人が暮らしていない空間は、本当に冷え切っています。よっぽど外の方が温かく感じ、もちろん館内は埃だらけです。ここを、3日で営業できる状態にもっていかなければならないため大忙しです。
上高地の冷たい水に手を浸し、ひたすら拭き掃除。床はもちろん、柱一本一本拭いていきます。これが、新人にとっては、初めの上高地の洗礼となります。

今年は、ラウンジを改装する職人さんも一緒に上山しました。朝早くから、夜遅くまで作業をしてもらっています。気になって気になってしょうがない自分は、ちょろちょろ作業現場に顔を出します。素晴らしい、癒しの空間ができるのが楽しみです。
レポート 若旦那
2009年04月22日
いよいよ明日上山にあたり、全国から今年の徳澤ファミリーが集結しました。
(今年は北海道はじめ、仙台、関東各地、石川、名古屋、大阪、山口、九州各地と本当に全国各地出身です)
昨年までのスタッフが、半数以上残ってくれて懐かしい反面、
新人スタッフも緊張の面持ちです。
昨年11月下山日にみんなで温泉に行き、涙の別れをしてから約半年。
どこか同窓会的な感じもします。
不安そうなのは新しくファミリー入りした新人の子たち。
確かに、不安がいっぱいだと思います。
下界とは全く違った環境になりますし、太陽が昇ったら起きて、日が沈んだら寝るみたいな本来の人間らしい生活になります。
(私は人にこの生活を"仙人のような生活"と説明しています)
事前にいろいろ説明はしていますが、一番わかりやすいのは、みちくさを読むことと言っていますので・・・
始めの一週間は、徐々に体を慣らし、一週間後のGWでクタクタになれば、後は楽になります。
最後にかつらの葉が散り、すべての植物が英気を失う徳沢の秋まで一緒に見届けましょうね。
それでは、私も下界を離れ、今年も奥上高地でお待ちしています。
レポート 若旦那
2009年04月21日
雪が解け、桜が咲き、いよいよ上高地開山を目前に控えたこの時期、
冬の間眠っていた当園自慢の自家菜園「徳澤ファーム」もシーズンにむけ動き始めます!
じゃがいも、夕顔、野沢菜などなど・・今年もたくさんのお客様においしいと言ってもらえる野菜たちが次から次へと顔を出してくれるでしょう。
さて今日は、そんな徳澤ファームの主役たちとは時期をずらしてがんばっている影の功労者「冬菜」をご紹介します。
みなさんは「冬菜」ってご存知ですか?
私もこちらに嫁ぐまで知らなかったので、どうやらこの地方特有の葉物野菜です。
他の野菜たちは一般的に種まきから収穫まで3?4ヵ月ほどですが、この冬菜は約8?9ヵ月という時間を畑で過ごします。
9月下旬に種をまき、約20センチほどまで成長したころ、雪がやってきます。
そして12月から2月ごろまではひたすら雪の下で耐え、たっぷりの栄養と甘みをつけて雪解けを待ちます。雪解けと共にさらに成長し、収穫となるのです。
どうも雪の下で眠ることがこの冬菜のおいしさの秘訣のようで、厳しい冬の信州ならでわのお野菜というのは納得です。
長野県が長寿の県である要因のひとつに、この「冬菜」の存在があるのかもしれません・・・。
おひたしや和え物で春の連休からお客様の食卓にお出しできそう、と女将が言っていましたのでどうぞお楽しみに!
そしてわが畑の土手にはおいしいミツバが小さく顔を出していました。
ほかにもふきのとう、つくし、フキなど、この土手は食の宝庫です。
これらの野菜たちとともに本年も皆様のご来園をお待ちいたしております。
レポート 若女将
2009年04月15日
入山間近に迫りバタバタとしております。
あれだけ冬の間に時間があったのに仕事を残してしまうのは、幼少期の夏休み最後の日から変わっておりません・・・
さて、今日の打合せは、募集しています「2010年オリジナルカレンダー」用写真の選定会を行いました。
打ち合わせは、当園との関わり合いの深い写真家桜井信夫先生と当園のHPなどを手掛けているデザイナー大屋さん。
そして、社長と私の4人で行いました。
初年ということもあり、山のような応募とはいきませんでしたが、応募頂いた作品はどれも心に残る写真が多く、すごく悩まされました。
また、12か月すべて均等に応募があればと思いましたが、予想通り写真映えのする秋などに作品が集中し、使いたい作品なんだけど季節の関係でといった事情もありました。
(逆に応募のない月もあり、季節感を出すのって大変ですね。)
頂いた方すべて当園に何らかの係わりがある方なので、この選定会は社長と二人悩ましいものとなりました。
後はデザイナーの大屋さんがどんな形に仕上げるか、楽しみにしていますよ大屋さん。。
暫定ですが一応こんなオリジナルカレンダーになりそうです。
暫定カレンダー
1月 槍ヶ岳
2月 ケショウヤナギ
3月 新芽
4月 開山祭
5月 ニリンソウ
6月 奥又白池
7月 大正池
8月 焼岳
9月 河童橋
10月 涸沢
11月 徳沢
12月 穂高連邦
勿論、まだ募集しておりますので、ぜひ皆様のご応募お待ちしています。
レポート 若旦那
2009年04月04日
先日、ラウンジを改装するとお伝えしましたが、その下見のためビクトリアクラフトのスタッフの方と久しぶりに上高地に行ってきました。
実は私、例年通り年末年始に上高地に行ったのですが、明神を過ぎたところで怪我をしてしまい、引き返してきました。
従って、今年初の上高地・徳沢であります。
写真を撮ってきましたのでご覧ください。
この時期、一般のお客様にもほとんど会わず静かな上高地です。
暖冬と言われていますが、本当に雪が少ない。
いつもなら、釜トンネルを抜けると白銀の世界が広がっていますが、今年は道路に雪がほとんどありません。
大正池より穂高連邦。
晴れてはいるものの風が強く穂高も霞んで見えます。
上高地温泉ホテルさんの前には猿がいっぱいいました。
ここは、温泉のおかげで、地熱があり暖かい。
猿もそれをわかっていて冬にこの周りには猿が集まります。
やっぱり明神岳はかっこいい。
明神辺りの河原です。
雪はほとんど無くなり、夏と変わりません。

明神を過ぎると少しづつ雪も出てきました。
この時期、柳の芽が朱色に灯り春を告げます。
本当に柔らかな色合いです。
しかし、徳沢はまだまだ冬でした。
キャンプ場にはまだ1m近く雪が残っていました。
玄関前はこんな感じです。
入山まで3週間。
早く溶けて除雪をしなくて済めばいいのですが・・・・
レポート 若旦那
2009年04月01日
毎年、少しづつですが改装をしています。
昨年は、お客様の目に見えない部分で電気関係の改装を、一昨年は相部屋を、その前の年は女子風呂と洋室をと時代のニーズと前年のお客様の意見を取り入れてきました。
さて、今年はと言いますと、お客様の目の見える範囲で言いますと、2箇所変わります。
まずは、個室のテーブル。
今まで、味気ないものでしたが、今回特注で徳澤園の個室の雰囲気にあったものを作ってもらう予定です。
そして、もう一か所はラウンジ。
こちらは、個室のお客様も相部屋のお客様も使って頂けるパブリックスペースであり、色々な出会いを演出する大切な空間です。
より落ち着いて頂けるよう、そしてよりお話が盛り上がるようなスペースにできたらと思い少し改装することになりました。
今回個室のテーブル、ラウンジをお願いするのは、「ビクトリアンクラフト」という会社です。
ある友人を通しビクトリアンクラフトの斧社長を紹介されました。
松本にある店舗にお邪魔した際に、その商品の数、品にほれ込んだこと。
また、斧社長の手がけてきた数々の店舗プロデュースを伺い、ぜひお願いしたいと思いました。
(斧社長は、ブリティッシュパブなどの店舗を数々プロデュースし、特にイギリス、アイルランドで有名なギネスビールの日本直営店プロデュースを多数手がけている方だそうです。)
3月上旬にイギリス。先日までイタリアに家具を買い付けに行って来た斧社長をようやく捕まえ、女将を交え先日その打合せを行いました。
今ある家具も最大限に生かし、新しい内装と家具を同調させるプレゼンに女将と自分のテンションは上がりっぱなしでした。
徳澤園の中でも、ラウンジだけは少し上品な異空間。
居心地がよく、泊まって頂いた方のステータスとして落ち着ける空間であること。
それが、今回のテーマです。
ラウンジの窓は、女将が前からステンドガラスにしたかったという希望を受け、斧社長
「じゃあ徳澤園さんの為に、イギリスのマンチェスターにある工房に作らせましょう!」
と、こちらの楽しみも益々ヒートアップ・・・
内装の完成は4月のオープンに合わせて工事を行います。
但し、窓のステンドガラスだけは急遽決まったため、6月になります。
完成が待ち遠しい限りです。
レポート 若旦那
ビクトリアンクラフト → http://www.victoriancraft.com/